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欧州委員会、需給動向の情報提供を行う果樹・野菜市場観測サイトを開設(EU)

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最終更新日:2019年10月24日

  欧州委員会は10月18日、果樹および野菜の需給動向の情報提供などを行う市場観測サイト(Fruit and vegetables market observatory)を開設した。
 
 同サイトは、欧州連合(EU)農業の主要部門である果樹および野菜部門に対し、マーケットの高い透明性などを提供するものである。対象は、りんご、なし、かんきつ類、もも、ネクタリンなどとなっている。なお、果樹および野菜は、EU農業生産額のうち約24%を占めている。
 
 欧州委員会のウェブサイトには、すでに生乳、食肉、作物、砂糖の市場観測サイトがあり、今回の果樹・野菜の同サイトも、それらをモデルとして、価格、生産、貿易に関する情報を定期的に更新して提供する。また、専門家による短期・中期見通しのレポートの提供などを行い、マーケットの透明性を高め、事業者がマーケットのシグナルを読み取るための一助となることを目的としている。
 
 なお、果樹・野菜市場観測サイトに続き、11月4日にはワイン市場観測サイトが開設される予定である。
 
 
(参考)
果樹・野菜市場観測サイト(Fruit and vegetables market observatory)(欧州委員会)
https://ec.europa.eu/info/food-farming-fisheries/farming/facts-and-figures/markets/overviews/market-observatories/fruit-and-vegetables_en




【調査情報部 令和元年10月24日発】
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