キャッサバの振興を目的に新たな戦略を策定(タイ)
最終更新日:2021年11月24日
タイ商務省は2021年10月24日、キャッサバの主産地であるナコンラチャシマ県で開催された会議において、今年度新たに、同国のキャッサバ生産の安定化やタピオカでん粉などキャッサバ製品の輸出拡大を目的とした「キャッサバ戦略(2021−2024)」を策定したことを明らかにした。
この戦略では、以下の3項目を目標に掲げ、これら目標達成のため、三つの側面(生産、国内市場、輸出)について、具体的な取り組みを挙げている(表)。
写真 キャッサバモザイク病に感染し、被害を受けたキャッサバほ場の様子(国内第1位のキャッサバ作付面積を有する東北部ナコンラチャシマ県)
タイでは洪水(注)や干ばつなどの自然災害、キャッサバモザイク病など病害が発生し、近年ではその影響が危惧されている中、今回策定されたキャッサバ戦略は、キャッサバの生産と供給の安定化に寄与するものとして注目されている。
(注)2021年9月以降に発生した豪雨被害への支援については、2021年11月24日付海外情報「洪水被災農家への支援策を策定(タイ)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_003098.html)を参照されたい。
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