2022年の生産量は、畜産業振興政策の柱となる5カ年計画である「全国畜産獣医産業発展計画」
(注2)などで掲げた自給率目標の達成に向け、品種改良や家畜疾病の予防管理を強化することなどにより、前年比1.7%増の710万トンになると予測されている。
輸入量は、国内の生産では需要を賄いきれないことや国産に比べて輸入牛肉が安価であることなどから増加し、同3.7%増の242万トンと予測されている。
消費量は、豚肉価格が下落したことから、豚肉の代替消費としての需要は弱まるものの、国民の生活水準向上にけん引され、同2.2%増の952万トンと予測されている。また価格は、需要に対して国内の供給が不足していることや、飼料コストが上昇すると見込まれることなどから高値で推移するとされている。しかしながら、豚肉価格の下落や肉牛飼養頭数が増加していることから、大幅に上昇する可能性は低いとされている。
(注2)本計画には、25年に牛肉および羊肉の自給率を85%程度にするとの目標が掲げられている。なお、同計画によると20年の自給率は82%とされている。詳細は、
海外情報「畜産業および獣医産業の発展に関する5カ年計画を公表(中国)」を参照されたい。