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2023年3月末フィードロット収容可能頭数、過去最高を更新(豪州)

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 豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は2023年5月12日、四半期ごとに共同で実施している全国フィードロット飼養動向調査の結果(2023年1〜3月期)を公表した。

 これによると当期(23年3月末)のフィードロット収容可能頭数は、過去最高であった前期の記録を2万頭以上更新し、155万5505頭(前年同期比4.7%増、前回比1.5%増)となった(図1)。
図1 飼養頭数等の推移
 一方、同期のフィードロット飼養頭数は、全フィードトロット飼養頭数の過半数を占めるクイーンズランド州での減少が響いたことで、115万8240頭(前年同期比8.8%減、前回比1.1%増)となった。この結果、フィードロットの稼働率も74.5%(前年同期比11.0ポイント減、前回比0.3ポイント減)と低下した。
表 州別頭数
 また、同期の穀物肥育牛と畜頭数は、66万2744頭(前年同期比10.7%減、前回比7.2%増)と前回よりは持ち直したものの、過去5年間で3番目に低い水準となった(図2)。
図2 と畜頭数
 今回の結果を受けてAFLAは、「フィードロットの収容可能頭数が過去最高を更新しており、豪州の牛肉サプライチェーンにおいてフィードロットが果たす役割に対する信頼と更なる投資を反映したもの」とコメントしている。
【阿南 小有里 令和5年5月16日発】
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