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2023年6月末のフィードロット飼養頭数、過去2番目の高水準(豪州)

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 豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は2023年8月14日、四半期ごとに共同で実施している全国フィードロット飼養動向調査の結果(2023年4〜6月期)を公表した。
 これによると、当期(23年6月末)のフィードロット飼養頭数は125万6832頭(前年同期比5.1%増、前回比8.5%増)と過去2番目の高水準を記録した(表)。また、フィードロット収容可能頭数も155万5627頭(同5.7%増、同0.01%増)と前回比で微増ではあるものの過去最高を更新した(図1)。
 この結果、フィードロットの稼働率は80.8%となり、同期の過去5年間平均稼働率(80.4%)の水準まで持ち直した。
表 州別フィードロット飼養頭数
図1 フィードロット飼養頭数と収容可能頭数および稼働率の推移
 また、同期の穀物肥育牛と畜頭数も68万8544頭(同3.1%増、同3.9%増)と前年同期比を超える水準まで持ち直した(図2)。
図2 穀物肥育牛と畜頭数の推移
 今回の結果を受けてALFAは、「生産コストが上昇し、不確実な経済見通しであるにもかかわらず高い稼働率となっているのは、フィードロットの安定した需要とフィードロット生産システムへの信頼を示している」とコメントした。また、MLAも「飼養頭数の力強い伸びは、フィードロット業界がその需要を満たす能力を有していることを証明している」とコメントした。
【平山 宗幸 令和5年8月28日発】
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