さらに同社は、23/24年会計年度(8月〜翌7月)第3四半期(2月〜4月)までの業績を公表し、継続事業の税引き後利益が2000万NZドル(19億6000万円)増の10億1300万NZドル(992億3000万円、前年同期比2.0%増)となったことを明らかにした(表)。これについて同社は、乳製品の商品価格は下落したが、外食部門や消費者部門の販売量の増加や営業費用の減少などが、これを相殺したとしている。これにより、1株当たりの配当金
(注3)をこれまでに公表している0.5〜0.65NZドル(49〜64円)から0.6〜0.7NZドル(59〜69円)へと上方修正し、23/24年度の配当金は好調との見込みを示した。
(注3) 通常、フォンテラ社へ生乳を出荷する生産者は、生乳出荷実績に応じてフォンテラ社の株式を取得する(生乳の固形分3キログラムに対して最低1株)。このため、最終的に生産者に支払われる金額は、生産者支払乳価と配当金を合わせた金額となる。