欧州では、2025年1月10日にドイツで37年ぶりとなる口蹄疫の感染が水牛で確認
(注2)された。同国ではその後の口蹄疫発生は確認されず、3月12日付で封じ込め区域を除き、ワクチン非接種口蹄疫清浄地域としての国際獣疫事務局(WOAH)ステータスは回復された。なお、確認された口蹄疫ウイルスの血清型
(注3)はO型で2024年にトルコで確認されたものと最も近い配列であった。
EUで2例目の発生は、同年3月6日にハンガリーで牛から確認され、口蹄疫ウイルスの血清型はO型で2017、18年にパキスタンで確認されたものと最も近い配列であることが判明しているが、感染経路は現時点で不明となっている。
EU域内3例目と4例目となる今回のスロバキアで発生した口蹄疫ウイルスの血清型は、3月25日時点では判明していない。
(注2)海外情報「ドイツで1988年以来の口蹄疫が発生、水牛での感染を確認(EU)」をご参照ください。
(注3)口蹄疫ウイルスには、O、A、C、Asia1、SAT1、SAT2およびSAT3の7種類のタイプ(血清型)がある。