さらに、ホート・イノベーションの報告によると、直近の23/24年度の野菜の国内生産額は、57億120万豪ドル(5392億1950万円、前年度比2.4%減)と前年度を下回った(表、図2)。この要因として、生産コストの上昇の影響が挙げられている。品目別に見ると、日本の輸入先第3位
(注4)のにんじんは、2億3970万豪ドル(226億7083万円、同8.4%減)、同3位のたまねぎは2億9090万豪ドル(275億1332万円、同12.6%減)と、いずれも減少となった。一方で、野菜の国内生産量は383万トン(同7.0%増)と前年度を上回って推移している。
同年度の野菜の輸出額は、2億5280万豪ドル(239億982万円、同0.4%増)とわずかに増加したものの、国内流通額は、小売および外食を合わせて59億7680万豪ドル(5652億8574万円、同3.4%減)とやや減少した。
(注4)ベジ探「≪輸入≫品目別輸入先国・数量・金額・単価」の24年速報値の国別輸入量順位。