DGAは、USDAおよびHHSが所管する補助的栄養支援プログラム、女性・乳児・子供のための特別栄養補給プログラムや学校給食プログラムなどにおいて提供される食事・飲料の種類や数量に反映される指針であり、策定にあたっては、「米国食生活指針諮問委員会」(DGAC)が作成した科学報告書を参照することとされている。今回発表されたDGAにおいては、2024年12月に公表された科学報告書
(注1)の内容に対して懸念事項があるとし、勧告事項についてそれぞれ採用・不採用を示した上で、策定に向けて科学的な根拠をさらに収集するための追加的な調査が行われたとされている。
(注1)科学報告書の詳細については、海外情報「食生活指針諮問委員会、食肉および卵の摂取量を減らすよう提言(米国)(令和7年1月7日発)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004000.html)をご参照ください。
今般策定されたDGAでは、健康の基盤は医薬品ではなく食品であることを再確立するべく、下記図に記載する食品ピラミッド
(注2)を復活させ、栄養教育および啓発活動を行うこととしている。DGAの中では、より多くのたんぱく質、牛乳・乳製品、青果物、全粒穀物や全粒粉を使用した製品の摂取を推奨している。特に、(1)たんぱく質を毎回の食事において優先的に取り入れること、(2)牛乳・乳製品については、低脂肪・無脂肪の製品に限定するのではなく、乳脂肪分を除去していない全乳などを摂取すること、(3)野菜や果実は生鮮品を調理し摂取すること―を推奨し、高度に加工された食品、糖類や添加物などが加えられた食品を制限することなどが強調されている。
(注2)米国において、摂取するべき食事のバランスを示すものとして2011年までピラミッド型の模式図が使用されていたが、皿(プレート)の模式図を用いることに伴い廃止されていた。