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2025/26年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第4回)を公表(ブラジル)

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 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は2026年1月15日、2025/26年度(25年9月〜26年8月までに播種されるもの) 第4回目となる主要穀物の生産状況等調査結果を公表した。この調査は、春植えの夏期作物(大豆、第1期作トウモロコシなど)や秋植えの冬期作物(第2期作・第3期作トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦など)の生産予測を毎月公表するものである。

25/26年度トウモロコシ生産量は下方修正、前年度比1.5%減の見込み

 2025/26年度のトウモロコシ生産量は、前回(25年12月)より1万2000トン下方修正の1億3886万7000トン(前年度比1.5%減)と、過去最大となった24/25年度に次ぐ大きさとなる見込みである(表1、図1〜2)。
表1 2025/26年度の主要穀物等の生産予測
図1 トウモロコシと大豆の生産量の推移
図2 2025/26年度の生産予測の推移
 内訳を見ると、全生産量の2割を占める第1期作の生産量は、2589万5000トン(同3.8%増)と、前回から1万2000トン下方修正され、前年度をやや上回ると見込まれている。第1期作の作付けは、1月上旬時点で作付面積全体の88.3%に達しており、今後も降雨の状況に合わせて進捗し、2月中旬には完了する見込みである。なお、昨年11月に暴風雨の被害を受けた一部地域についても、良好な生産量が期待されている。
 また、全生産量の8割を占める第2期作の生産量は、前回から据え置きの1億1046万1000トン(同2.4%減)と、前年度をわずかに下回ると見込まれている。第2期作の作付けは、12月末から開始されたが、降雨の影響で進捗は遅れている。なお、作付けは1月中旬に本格化する大豆の収穫の進捗に依存する傾向がある。収穫の遅れ次第では、生産者が大豆の収穫後、トウモロコシ以外の作物の栽培を選択する可能性がある。
 トウモロコシ需給を見ると、24/25年度の輸出量が前回から150万トン上方修正されたことで、25/26年度の期首在庫が同量下方修正された。これに加え、生産量の下方修正も考慮されたことで、25/26年度の期末在庫は、1202万7000トン(同4.3%減)と、前年度をやや下回ると見込まれている。
表2 ブラジルのトウモロコシ需給動向

25/26年度大豆生産量は下方修正ながら、前年度比2.7%増と過去最大の見込み

 2025/26年度の大豆生産量は、前回より99万9000トン下方修正されたものの、1億7612万4000トン(前年度比2.7%増)と前年度をわずかに上回り、過去最大となる見込みである(表1、図1〜2)。10月を中心に作付けが遅れていたが、12月はほとんどの地域で天候が安定していたため作付けが進み、1月初旬時点では作付面積全体の98.2%と、平年をわずかに上回る進捗率となった。しかし、悪天候の影響を受けている一部の地域もあるため、作付けは2月中旬まで続く見込みである。なお、ほとんどの地域においては、1月から2月にかけて最も降雨が必要な時期を迎える。このため、今後2か月間にわたる継続的な降雨が、良好な生産性の確保にとって不可欠とされている。
 25/26年度の大豆需給を見ると、期首在庫の上方修正があったものの、その増加量を打ち消す以上の生産量の下方修正があったため、総供給量は前回より70万1000トン下方修正され、1億8735万5000トン(同4.3%増)となった。一方で、総需要量は91万7000トン上方修正された。その結果、期末在庫は下方修正されることとなったが、1129万8000トン(同5.3%増)と前年度をやや上回ると見込まれている。
表3 ブラジルの大豆需給動向
【原田 祥太 令和8年1月26日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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