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25年12月末のフィードロット飼養頭数は初の160万頭台(豪州)

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 豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は2026年2月20日、四半期ごとに共同実施している全国フィードロット飼養動向調査の結果(25年10〜12月期)を公表した。
 これによると、25年12月末の飼養頭数は、161万4943頭(前年同期比11.3%増、前回比6.4%増)と調査開始以来初の160万頭台になった(表)。また、収容可能頭数は176万2305頭(同6.3%増、0.8%増)と3期連続で拡大した。堅調な牛肉需要から、収容可能頭数が拡大する中でもフィードロットの稼働率は91.6%と高水準を維持している(図1)。
表
図1
 25年第4四半期(10〜12月)の穀物肥育牛と畜頭数は、堅調な輸出需要を背景に94万7200頭(同20.7%増、同1.6%減)となり(図2)、25年(1〜12月)の累計と畜頭数は366万2472頭(前年比16.6%増)となった。
 MLAによると、25年第4四半同期の穀物肥育牛肉輸出量は12万4871トン(同25.2%増、同3.1%増)と前年同期を大幅に上回った(図3)。輸出先別に見ると、中国向けは4万319トン(前年同期比1.4倍増)と穀物肥育牛肉輸出量全体の32.3%を占め、当該四半期で最大の輸出先となった。
図2
図3
 今回の結果を受けてALFAは、「生産者がインフラや技術への投資を継続し、高品質の牛肉を供給できる体制を確保していることで、長期的に持続可能な豪州牛肉のサプライチェーンを支えている」とし、「業界として、持続可能な成長、アニマルウェルフェアなど国内や輸出市場のニーズへの対応に引き続き注力していく」とコメントした。またMLAは、「生産能力への長期的な投資が生産量の増加につながったことから、2度目となる豪州産穀物肥育牛の出荷頭数90万頭超えの結果となった。これは、豪州産穀物肥育牛肉に対する世界的な需要の高さを裏付けるものである」とコメントした。
【田中 美宇 令和8年2月27日発】
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