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26年3月末のフィードロット飼養頭数は163万頭と過去最高を記録(豪州)

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 豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は2026年5月21日、四半期ごとに共同で実施している全国フィードロット飼養動向調査の結果(26年1〜3月期)を公表した。
 これによると、同年3月末の飼養頭数は、162万9911頭(前年同期比8.9%増、前回比0.9%増)と前回調査(25年12月末)に引き続き160万頭台の高水準となった(表)。また、収容可能頭数は177万7893頭(同7.3%増、同0.9%増)と4期連続で拡大した。穀物肥育牛に対する堅調な需要から、収容可能頭数が拡大する中でもフィードロットの稼働率は91.7%と高水準を維持している(図1)。
表 州別フィードロット飼養頭数
図1 フィードロット飼養頭数と収容可能頭数および稼働率の推移
 26年第1四半期(1〜3月)の穀物肥育牛と畜頭数は、堅調な輸出需要を背景に104万6717頭(同21.9%増、同10.5%増)となった(図2)。
 MLAによると、同期の穀物肥育牛肉輸出量は10万9560トン(同21.3%増、同12.3%減)と前年同期を大幅に上回った(図3)。輸出先別に見ると、最大の輸出先である中国向けは4万319トン(前年同期比47.3%増)と輸出量全体の39.0%を占めた。
図2 穀物肥育牛と畜頭数の推移
図3 穀物肥育牛肉の輸出量の推移
 今回の結果を受けてALFAは、「生産者がインフラや技術への投資を継続したことで、飼養頭数の増加、フィードロットの高い稼働率や過去最高のと畜頭数となった」とした一方で、「中国のセーフガード措置、中東情勢、燃料や肥料価格の高騰などを背景に世界的な不確実性が高まっている。豪州国内でも、干ばつによる若齢牛や穀物価格への影響、生活費の高騰による消費者の購買力に影響を及ぼしている。これらの状況が生産現場に今後どのように影響するかは不明だが、業界の自信は引き続き強く、世界的な堅調な需要を受け、牛肉生産の基盤は安定している」とコメントした。またMLAは、「生産能力が拡大し続ける中で、フィードロットの稼働率が90%以上を維持していることは、豪州産穀物肥育牛肉に対する世界的な需要の高さを裏付けるものである」とコメントした。
【田中美宇 令和8年5月28日発】
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