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フォンテラ社、25/26年度乳価の据え置きと、26/27年度当初乳価を発表(NZ)

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 ニュージーランド(NZ)乳業最大手のフォンテラ社は2026年5月28日、2025/26年度(6月〜翌5月)の生産者支払乳価を前回公表(同年3月23日)から据え置き、生乳の固形分(注1)1キログラム当たり平均9.70NZドル(939円、1NZ=96.79円(注2))にすると発表した。同年度の生産者支払乳価について同社は、これまで6回にわたり期中見直しを行っているが、今回は、前回価格の据え置きとなった(図)。
 また、同社は同日、26/27年度の当初乳価を生乳の固形分1キログラム当たり9.75NZドル(944円)にすると発表した。 これについて同社のアレン最高経営責任者は、「26/27年度も生乳の集荷量は高い水準を維持すると予想している。世界市場の不確実性などがある中、各国から安定した乳製品需要が見込まれている」とコメントした。これにより同社の当初乳価は、前年度と比較すると下回るものの、引き続き高い水準でのスタートとなった。
(注1) 乳脂肪分および乳たんぱく質。
(注2) 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年5月末TTS相場。
図
 さらに同社は、25/26年会計年度(8月〜翌7月)第3四半期(2月〜4月)までの業績を公表し、継続事業の税引き後利益が10億7600万NZドル(1041億万円、前年同期比7.1%減)となったことを明らかにした。これについて同社は、旺盛な乳たんぱく需要を背景に販売実績は好調であったものの、原料コストの上昇が費用として計上された影響により、利益が縮小したとしている。
 一方、1株当たりの配当金(注3)については、順調な乳製品生産を背景に、これまでに公表している0.50〜0.65NZドル(48〜63円)から0.60〜0.70NZドル(58〜68円)へ上方修正された。
(注3) 通常、フォンテラ社へ生乳を出荷する生産者は、生乳出荷実績に応じてフォンテラ社の株式を取得する(生乳の固形分3キログラムに対して最低1株)。このため、最終的に生産者に支払われる金額は、生産者支払乳価と配当金を合わせた金額となる。
 
 また、同社は、25/26年度4月までの累計生乳集乳量(乳固形分ベース)については、良好な気象が牧草の生育に寄与したことで、148万9400トン(同4.0%増)とやや増加したと発表した。アレン最高経営責任者によると、25/26年度第3四半期(2〜4月)の出荷量は過去10年で最高となったとしている。
【田中 美宇 令和8年6月5日発】
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