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2025/26年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第9回)を公表(ブラジル)

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 ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は2026年6月11日、2025/26年度(9月〜翌8月に播種されるもの)第9回目となる主要穀物の生産状況等調査結果を公表した。この調査は、春植えの夏期作物(大豆、第1期作トウモロコシなど)や秋植えの冬期作物(第2期作・第3期作トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦など)の生産予測などを毎月公表するものである。

25/26年度トウモロコシ生産量はさらに上方修正、過去最大の前年度に次ぐ高水準

 2025/26年度のトウモロコシ生産量は、前回調査(26年5月)に続いて上方修正(前回比29万1000トン増)され、過去最大となった24/25年度に次ぐ1億4046万3000トン(前年度比0.5%減)と見込まれている(表1、図1・2)。
表1 2025/26年度の主要穀物等の生産予測
図1 トウモロコシと大豆の生産量の推移
図2 2025/26年度の生産予測の推移
 内訳を見ると、全生産量の2割を占める第1期作の生産量は、前回から87万7000トン上方修正され、前年度を大幅に上回る2933万8000トン(同17.7%増)と見込まれている。5月に降水量が減少したことで穀粒の乾燥が進み、収穫作業は順調に進展した。その結果、6月上旬時点では、作付面積全体の87.7%で収穫が完了した。適期播種が実施されたことに加え、生育期間中の天候にも恵まれたことから、各州で高単収が見込まれている。中でも、ゴイアス州、ミナスジェライス州、パラナ州では、過去最高の単収となる見通しである。
 一方、全生産量の8割弱を占める第2期作の生産量は、前回から59万トン下方修正され、1億786万5000トン(同4.7%減)と見込まれている。気候条件は全体として概ね良好とされるものの、主産地である中西部では、4月中旬から5月末にかけて降雨量が不足し、播種の遅れたトウモロコシの生育に影響が生じた。なお、播種が早かった州ではすでに収穫が始まっているが、6月上旬時点の収穫進捗率は、作付面積全体の3.0%にとどまっている。
 25/26年度のトウモロコシの需給を見ると、消費量は、国内のエタノール向け需要の拡大を背景に、前年度をやや上回る水準が見込まれる。また、輸出量も、好調な生産見通しに支えられ、高水準を維持する見込みである。期末在庫は、生産量の上方修正を受けて、1325万トン(同6.3%増)に上方修正され、前年度をかなりの程度上回る見込みとなっている(表2)。
表2 ブラジルのトウモロコシ需給動向

25/26年度大豆生産量はさらに上方修正、2期連続で過去最大を更新

 2025/26年度の大豆生産量は、前回調査から12万3000トン上方修正され、1億8025万3000トン(前年度比5.1%増)と前年度をやや上回り、2期連続で過去最大を更新すると見込んでいる(表1、図1・2)。収穫作業は、6月上旬時点で作付面積全体の99.8%に達している。一部地域では、特定の時期に降雨の不足や過剰といった悪天候の影響を受けたものの、大半の州において、単収は前年度を超える水準にある。
 25/26年度の大豆需給を見ると、生産量が上方修正された一方で、堅調な輸出および加工需要が見込まれることから、期末在庫は102万7000トン下方修正され、927万8000トン(同7.0%減)と前年度をかなりの程度下回る見込みとなっている(表3)。なお、現在延期されているディーゼル燃料に対するバイオディーゼル混合率の15%から16%への引き上げ措置が講じられない場合、加工量の一部が輸出に振り向けられることで、在庫調整が行われる可能性があるとしている。
表3 ブラジルの大豆需給動向
【調査情報部 令和8年6月26日発】
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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