豪州フィードロット部門、26年4〜6月期は主要指標が軒並み最高更新(豪州)
豪州フィードロット協会(ALFA)と豪州食肉家畜生産者事業団(MLA)は2026年8月14日、四半期ごとに共同で実施している全国フィードロット飼養動向調査の結果(26年4〜6月期)を公表した。
これによると、同年6月末の飼養頭数は、166万513頭(前年同期比5.2%増、前回比1.9%増)と前回調査(26年3月末)に引き続き過去最高を更新した(表)。また、収容可能頭数も179万4806頭(同5.2%増、同1.0%増)と5期連続で拡大し、過去最大となった。穀物肥育牛に対する需要は堅調に推移しており、収容可能頭数が拡大する中でもフィードロットの稼働率は92.5%と過去最高水準となっている(図1)。
加えて、26年第2四半期(4〜6月)の穀物肥育牛と畜頭数も、輸出需要がけん引し、過去最高の105万768頭(同17.5%増、同0.4%増)となった(図2)。
MLAによると、同期の穀物肥育牛肉輸出量は12万1750トン(同7.8%増、同11.1%増)と、第2四半期(4〜6月)としては過去最高を記録した(図3)。輸出先別に見ると、最大の輸出先である中国向けは3万5884トン(前年同期比8.8%減)と輸出量全体の29.5%を占めた。一方、中国の豪州産牛肉に対するセーフガードの発動
(注)などの影響で、その割合は前回から減少し、日本、韓国、その他市場向けの割合が増加している。
(注)詳細は海外情報「中国、豪州産牛肉に対しセーフガードを発動(豪州)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004383.html)をご参照ください。
今回の結果を受けてALFAは、「今回の結果は、豪州の穀物肥育牛肉に対する世界的な需要の強さとフィードロット部門全体における継続的な投資の効果を反映している。極めて効率的な生産システムと適切な配合飼料の供給が生産を支え、顧客が期待する霜降り、食味、枝肉規格を実現できている」とコメントした。またMLAは、「輸出需要がフィードロット部門の業績をけん引しており、日本や韓国をはじめとする主要市場からの需要の伸びが、中国向けの減少分を十分に補っており、豪州の牛肉輸出の多様性と強靭性を表している」とした一方で、「穀物価格の高騰により飼料コストが増加しており、今後も成長していくためには、サプライチェーン全体における業務効率化の重要性が高まっている」とコメントした。
【調査情報部 令和8年9月9日発】
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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:国際調査グループ)
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