2025/26年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第12回)を公表(ブラジル)
ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は2026年9月15日、25/26年度(9月〜翌年8月に播種されるもの)第12回目となる主要穀物の生産状況等調査結果を公表した。この調査は、春植えの夏期作物(大豆、第1期作トウモロコシなど)や秋植えの冬期作物(第2期作・第3期作トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦など)の生産予測などを毎月公表するものである。
25/26年度トウモロコシ生産量はさらに上方修正、2期連続で過去最大を更新
2025/26年度のトウモロコシ生産量は、前年度をわずかに上回る1億4401万トン(前年度比2.0%増)と、2期連続で過去最大を更新すると見込まれる(表1、図1・2)。前回調査(26年8月)からは105万5000トン引き上げられており、6回連続で上方修正となった。
内訳を見ると、全生産量の2割を占める第1期作の生産量は、前回の予測からほぼ据え置きの2948万8000トン(同18.3%増)と見込まれる。これは、前年度を大幅に上回る水準であり、全国的に生育期間中の気象条件が良好であったことから、単収も第1期作としては過去最高となる見込みである。なお、南部のリオグランデ・ド・スル州、サンタカタリーナ州およびパラナ州では、すでに26/27年度の作付けが始まっており、低温や土壌の過湿により出芽の遅れが見られるものの、おおむね生育状況は良好である。
また、全生産量の8割弱を占める第2期作の生産量は、収穫作業が進んだことで前回から110万トン上方修正され、1億1213万1000トン(同1.0%減)と見込まれる。収穫作業について、互いに隣接しているサンパウロ州(南東部)、マットグロッソ・ド・スル州(中西部)、パラナ州では、降雨の影響により作業の遅れが見られたが、全国的には平年並みの進捗となっており、9月中旬時点で作付面積全体の98.1%で収穫が完了している。
25/26年度のトウモロコシの需給を見ると、輸出量は下方修正されたものの、消費量の上方修正がそれを上回ったことから、総需要量は上方修正された(表2)。国内のエタノール需要や輸出需要はともに堅調とされており、いずれも前年度を上回ると見込まれる。また、期末在庫は、生産量の上方修正を受けて、前回から47万7000トン引き上げられ、前年度を大幅に上回る1565万4000トン(同29.8%増)と見込まれる。
25/26年度大豆生産量は下方修正ながら、2期連続で過去最大を更新
2025/26年度の大豆生産量は、前回調査からほぼ据え置きの1億8040万7000トン(前年度比5.2%増)と、2期連続で過去最大の見込みとなっている(表1、図1・2)。なお、休耕期間が終了し、播種に必要な降雨も見られたことから、パラナ州、マットグロッソ州(中西部)では、26/27年度の作付けが開始されている。
25/26年度の大豆需給を見ると、期末在庫は、生産量の下方修正を受けて、前回から5万6000トン引き下げられ、前年度をかなりの程度下回る913万7000トン(同8.4%減)と見込まれる(表3)。
【調査情報部 令和8年9月30日発】
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