米国農務省による世界の大豆需給予測(2026年10月)
生産量、消費量ともに上方修正、大豆期末在庫は微減の見込み
米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)および同省海外農業局(USDA/FAS)は2026年10月9日、26/27年度の世界の大豆需給予測値を更新した(表)。
これによると、同年度の世界の大豆生産量は4億4270万トン(前年度比3.1%増)と前月から35万トン上方修正された。このうち、最大の生産国であるブラジルは1億8600万トン(同3.0%増)と前月から据え置かれた。これに次ぐ米国は、単収の引き上げ(前月の1エーカー当たり52.8ブッシェル〈1ヘクタール当たり3.31トン(注)〉から同53.8ブッシェル〈同3.38トン〉)により1億2415万トン(同7.1%増)と前月から73万トン上方修正されたものの、インドやEUの下方修正が米国の上方修正の一部を相殺した。
輸入量は、世界全体で1億9082万トン(同1.2%増)と前月から40万トン上方修正された。このうち、最大の輸入国である中国は1億1500万トン(同1.8%増)と前月から据え置かれたものの、ブラジルが前月から20万トン上方修正された。
消費量(搾油仕向け)は、世界全体で3億8571万トン(同2.6%増)と前月から49万トン上方修正された。このうち、世界最大の消費国である中国のほか、米国、ブラジルが前月から据え置かれたものの、アルゼンチンが前月から50万トン上方修正された。
輸出量は、世界全体で1億9200万トン(同3.0%増)と前月から42万トン上方修正された。このうち、最大の輸出国であるブラジルは前月から据え置かれたものの、これに次ぐ米国が前月から27万トン上方修正されたほか、ナイジェリアも上方修正された。
期末在庫は、世界全体で1億2428万トン(同0.5%減)と前月から26万トン上方修正されたものの、前回予測に引き続き前年度比ではわずかな減少が見込まれている。
なお、今回の予測値に関して、大豆の国際相場に影響を与える中国の輸入量に目を向けると、同日付で中国農業農村部が公表した26/27年度の同国の大豆輸入量9550万トンとUSDAの予測には、引き続き1950万トンの乖離がある。
(注)1ブッシェルを約25.401キログラム、1エーカーを約0.4047ヘクタールとして農畜産業振興機構が換算。
【調査情報部 令和8年10月16日発】
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