2026/27年度主要穀物の生産状況等の調査結果(第1回)を公表(ブラジル)
ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)は2026年10月15日、2026/27年度(9月〜翌年8月に播種されるもの)第1回目となる主要穀物の生産状況等調査結果を公表した。この調査は、春植えの夏期作物(大豆、第1期作トウモロコシなど)や秋植えの冬期作物(第2期作・第3期作トウモロコシ、小麦、大麦、ライ麦など)の生産予測などを毎月公表するものである(図1)。
トウモロコシ生産量は、3期連続で過去最大を更新の見込み
2026/27年度のトウモロコシ生産量は、前年度をわずかに上回る1億4801万6000トン(前年度比2.4%増)と、3期連続で過去最大を更新すると見込まれる(表1、図2)。
内訳を見ると、全生産量の2割を占める第1期作の生産量は、3210万3000トン(同8.9%増)と前年度をかなりの程度上回ると見込まれる。これは、トウモロコシ由来のエタノール需要の高まりや競合作物と比べたトウモロコシの収益性の向上などを背景に、マットグロッソ州をはじめとする中西部を中心として、作付面積の増加が見込まれているためである。播種は、第1期作最大の生産地域である南部を中心に進んでおり、10月上旬時点で作付面積全体の33.5%で完了し、平年をわずかに上回る進捗となっている。
また、全生産量の8割弱を占める第2期作の生産量についても、作付面積の増加により、1億1325万5000トン(同0.4%増)と前年度をわずかに上回ると見込まれる。なお、25/26年度の収穫は、一部地域で残っていた作業も進み、10月上旬時点で全作付面積において完了した。26/27年度の播種は、来年の1月から行われる見込みである。
26/27年度のトウモロコシの需給を見ると、期首在庫は、前年度の生産量が過去最大となったことを受けて、1604万4000トン(同33.0%増)と前年度を大幅に上回った(表2)。今年度の生産量も前年度を上回ると見込む一方、エタノール向け需要の拡大に加え、好調な生産を背景に輸出も高水準で推移するとみられることから、期末在庫は1493万2000トン(同6.9%減)と前年度をかなりの程度下回る見込みである。
大豆生産量は、3期連続で過去最大を更新の見込み
2026/27年度の大豆生産量は、前年度をわずかに上回る1億8161万7000トン(前年度比0.7%増)と、3期連続で過去最大を更新すると見込まれる(表1、図2)。休耕期間がまだ終了していない地域や、播種に必要な降雨を待つ地域などが多いものの、パラナ州(南部)、マットグロッソ州およびマットグロッソ・ド・スル州(中西部)などを中心に播種は進んでおり、進捗は作付面積全体の15.6%と平年をわずかに上回る水準である。
26/27年度の大豆需給を見ると、生産量は増加する見通しであるものの、バイオディーゼル需要が高まる可能性に加え、植物性たんぱく質の需要増加に伴う大豆かすなどの生産拡大が予想されることから、期末在庫は653万8000トン(同31.4%減)と前年度を大幅に下回ると見込まれる(表3)。
【調査情報部 令和8年10月26日発】
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