次期農業法の具体的内容は明らかにされていないが、砂糖に関する政策(砂糖プログラム)として、(1)ローンレート※の設定による価格支持、(2)国内における販売割当(OAQ)、(3)関税割当(TRQ)、による需給調整が引き続き行われる予定である(詳細は砂糖類情報2011年11月号「最近のアメリカ糖業事情」
http://www.alic.go.jp/joho-s/joho07_000388.htmlを参照。)
次期農業法の成立に伴い、米国砂糖連盟(ASA)のジョンソン会長は「米国糖業界関係者14万2千人の雇用を守ることができ、大変満足している」とコメントした。
※地域環境保全プログラム(CRP) :侵食しやすい耕地を10〜15年の間休耕する場合、その地代を支払うという施策
※ローンレート :商品金融公社(CCC)が作物を担保として貸し付けを行う融資単価のことで、市場価格がこれを下回った場合、CCCが農産物を引き取り、貸付金の返済を免除する
【植田 彩 平成26年2月10日発】