〜荷動きは中旬より好調〜
2月は、初旬は長引く消費低迷の影響で低調であったが、1月下旬にはニューヨークの粗糖現物価格が約29年ぶりに30セント台の高値を付け、急激な原料高(1月平均値が前月の25.28セントから3.66セント高の28.94セント)となったことから、精製糖企業各社は2月下旬からの出荷分について、前年8月以来3回目の値上げとなる1キログラム当たり8円の値上げを同月中旬に表明して以降、仮需が発生したため荷動きが活発となり、精糖出荷量は大袋および小袋ともに前年同月比で10%以上上回ったもようである。
2月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、11月に建値(出荷価格)を1キログラム当たり5円引き上げて以来、同174〜175円の水準で推移している。