2010/11年度の砂糖消費量は前年度並みの180万トン(粗糖換算)と見込まれる。輸出量は50万トン(粗糖換算、前年度比37.5%減)と大幅な減少が予測され、2006/07年度の半分の水準にまで落ち込むとみられる。この大幅な減少は、減産に加え、前年度に国際砂糖価格の高騰を受け、多くの業者が在庫を取り崩して輸出を行った反動ともみられる。
2010年8月における粗糖・白糖輸出量は、減産による供給余力の低下から、前年同月比49.4%減の4万5000トンとなり、主要輸出先はモザンビーク、スーダン、ケニアなどアフリカ諸国であった。
資料:LMC“Monthly Sugar Report, November 2010”