栄養成分等について「高」、「多」、あるいは「無」、「低」等を表示することを「強調表示」といい、含有量の基準が定められています。糖類については「無」、「低」等を表示する場合の基準が以下の通り定められています。
ここで注意すべき点は、
(1)「ゼロ」、「無」などは含有量が完全にゼロではなくても表示できること。
(2)対象は砂糖だけではなく、他の糖類も含むこと。
の二点です。このうち、(2)に関して重要なのが「糖類」の定義です。本基準における糖類とは、「単糖類+二糖類、但し糖アルコールは除く」となっています。単糖類にはブドウ糖、果糖などがあり、二糖類には砂糖(ショ糖)、乳糖などがありますが、含有量の規制はこれらの糖全てに係るということです。一方、キシリトール、エリスリトールなど「糖アルコール」という甘味料に分類されるものは、含有量の規制はありません。