政府は、2010/11年度における国内供給用の割当数量を前年度から50万トン引き上げ、250万トンに設定した。これは、食品メーカーなど加工部門を中心に需要が高まっているほか、前年度の国際砂糖価格高騰時に、国内供給用に割り当てられた砂糖の一部が国外へ流出し、需給がひっ迫する事態が発生したことを受けたものである。輸出量は前年度からやや増加の500万トン(粗糖換算、同4.5%増)と予測される。
2010年12月における粗糖・白糖輸出量は、年初の国際価格高騰時における輸出増加や、今年度の製糖開始の遅れの影響を受け、前年同月比69.5%減の9万6000トンとなった。主要輸出先は韓国、日本、フィリピンなどのアジア諸国であった。
資料:LMC “Monthly Sugar Report, February 2011”