3. 国際価格動向
最終更新日:2011年4月8日
3. 国際価格動向
2011年4月
ニューヨーク粗糖相場の動き(2/1〜3/18)
2月は高値を維持するも、3月中旬以降は下落傾向
2月のニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)は、世界的な需給ひっ迫感の強まりを背景に、前月に引き続き30セント台の高値を維持した。月初めには、世界第3位の砂糖輸出国である豪州の主産地を大型サイクロン「ヤシ」が直撃し、減産が懸念されたことから相場は急騰し、2日には1980年の第二次石油危機以来の高値となる1ポンド当たり35.31セントに達した。その後、相場は投資家の利益確定売りなどに押され下落したものの、中東・北アフリカ諸国の政情不安による商品市況の上昇や、インドの輸出が不透明なことなどから値を戻し、月末に同32.51セントで納会を終えた。
3月に入ってからも、相場(期近5月限)は、原油価格の高騰により世界最大の生産国ブラジルでエタノール生産が増加し、砂糖生産に影響を及ぼすと懸念されたこと、前月末にEUが砂糖30万トンの無税輸入を決定したことなどを受け、高値水準を維持した。しかしながら、中旬になると、世界第2位の輸出国タイの生産予測が大幅に上方修正されたこと、また、インドの輸出可能性が高まったことなどから世界需給の緩和が見込まれ、相場は下落した。
さらに、11日に日本で発生した東日本大震災による経済的損失に対する懸念を受け、相場は一時26セントを割り込み、2010年10月以来の安値をつけた。その後、実需筋の買いなどで値を戻し、18日は1ポンド当たり27.71セントとなった。
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