砂糖の国内需給
最終更新日:2011年5月9日
砂糖の国内需給
2011年5月
1.国内の需給構造
2.輸入動向
財務省「貿易統計」によると、2011年2月の甘しゃ糖・分みつ糖の輸入数量は、前年同月比10.8%増、6341トン上昇の6万5279トンであった。また、同月の輸入価格の平均は、前年同月比で42.5%高、1万9805円上昇の1トン当たり6万6450円であった。
一方、同月の国別輸入量を見てみると、タイが6万4980トン(前月比+20.7%、+4万3516トン、前年同月比+78.2%、+2万8517トン)、ブラジルが299トン(前月比△99.2%、△3万5513トン、前年同月実績なし)となっている。
また、同月の国別輸入価格は、タイが6万6497円(前月比△5.1%、△3544円、前年同月比+48.1%、+2万1594円)、ブラジルが5万6408円(前月△1.3%、△718円、前年同月実績なし)となっている。
3.市場の動き
〜品薄感から緩和したものの全体的に低調〜
3月の砂糖の荷動きは、東日本大震災の影響により東日本地区において、一時、糖種によっては品薄状態となったものの全体的には低調であった。なお、月末には品薄感が徐々に回復して落ち着いてきた。
3月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、精糖各社が12月に建値(出荷価格)を1キログラム当たり7円引き上げて以来、同189〜190円の水準で推移した。
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