砂糖の国内需給
最終更新日:2011年6月10日
砂糖の国内需給
2011年6月
1.国内の需給構造
2.輸入動向
財務省「貿易統計」によると、2011年3月の甘しゃ糖・分みつ糖の輸入数量は、前年同月比33.5%増、2万3358トン上昇の9万3170トンであった。また、同月の輸入価格の平均は、前年同月比で29.7%高、1万5024円上昇の1トン当たり6万5680円であった。
一方、同月の国別輸入量を見てみると、タイが9万2370トン(前月比+42.2%、+2万7390トン、前年同月比+54.6%、+3万2609トン)、豪州が800トン(前月および前年同月実績なし)となっている。
また、同月の国別輸入価格は、タイが6万5690円(前月比△1.2%、△806円、前年同月比+29.2%、+1万4854円)、豪州が6万4504円(前月および前年同月実績なし)となっている。
3.市場の動き
〜工場の生産体制は回復するも荷動きは低調〜
4月の砂糖の荷動きは、東日本大震災の影響を受けた製糖工場の生産体制が徐々に回復し、前月の品薄感は解消されてきたものの、消費者の節約志向に伴う消費低迷の影響もあり、低調であった。4月の精糖出荷量は、前年同月数量を上回ったものの、前年同月の荷動きが非常に悪かったことを考えると、依然低い水準といえる。
4月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、精糖各社が前年12月に建値(出荷価格)を1キログラム当たり7円引き上げて以来の水準である、同189〜190円で推移した。
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