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砂糖の国内需給

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最終更新日:2011年9月9日

砂糖の国内需給

2011年9月

調査情報部

1.国内の需給構造

 
 
 
 
 
 

2.輸入動向

 財務省「貿易統計」によると、2011年6月の甘しゃ糖・分みつ糖の輸入数量は、前年同月比13.6%増、2万1353トン上昇の17万8582トンであった。また、同月の輸入価格の平均は、前年同月比で32.6%高、1万4164円上昇のトン当たり5万7560円であった。
 
 
 
 
 一方、同月の国別輸入量を見てみると、タイが15万3647トン(前月比+58.4%、+5万6676トン、前年同月比+48.8%、+5万384トン)、初めてグアテマラから2万4935トンが輸入された。

 また、同月の国別輸入価格は、タイが5万6585円(前月比△2.0%、△1181円、前年同月比+25.9%、+1万1654円)、グアテマラが6万3572円となっている。
 
 

3.市場の動き

〜精糖出荷量が4カ月ぶりに減少〜

 7月上旬の砂糖の荷動きは、当用買いの姿勢が強く大小袋とも小動きであった。中旬以降、猛暑を背景とした飲料向けなど業務用製品の出荷が比較的好調に推移したものの、7月の精糖出荷量は、業務用大袋、家庭用小袋ともに前年を下回り4カ月ぶりに減少した。この要因として、大袋については、夏場の節電に備え飲料メーカーなどユーザーが6月までに前倒し生産を行ったことに伴う出荷増に対する反動、小袋については、猛暑による消費の減少などが挙げられる。

 7月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、精糖各社が4月から6月にかけての粗糖の国際価格下落を受けて、下旬に建値(出荷価格)をキログラム当たり4円引き下げたことに伴い、同185〜186円の水準となった。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
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