砂糖の国内需給
最終更新日:2011年12月9日
砂糖の国内需給
2011年12月
1.国内の需給構造
2.輸入動向
財務省「貿易統計」によると、2011年9月の甘しゃ糖・分みつ糖の輸入数量は、前年同月比76.6%増、6万9588トン増加の16万466トンであった。また、同月の輸入価格の平均は、前年同月比で27.1%高、1万2966円上昇のトン当たり6万805円であった。
一方、同月の国別輸入量を見てみると、タイが13万3467トン(前月比+33.6%、+3万3555トン、前年同月比+354.0%、+10万4071トン)、豪州が2万6999トン(前月比+239.8%、+1万9054トン、前年同月比+10.0%、+2455トン)となっている。
また、同月の国別輸入価格は、タイが6万114円(前月比△1.7%、△1064円、前年同月比+31.9%、+1万4539円)、豪州が6万4222円(前月比+6.9%、+4151円、前年同月比+39.5%、+1万8198円)となっている。
3.市場の動き
〜荷動きは仮需の反動から低調〜
10月の砂糖の荷動きは、上旬に精糖各社が出荷価格を引き上げて以降、国内砂糖市況の先高予想から多少の仮需が発生したものの、値上げが浸透した下旬には仮需の反動から低調となった。10月の精糖出荷量は、大小袋とも小幅ながら前年同月数量を上回って推移したものの依然低い水準といえる。
10月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、精糖各社が10月上旬に建値(出荷価格)をキログラム当たり5円引き上げたことに伴い、同190〜191円の水準で推移した。
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