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平成23年度「実りのフェスティバル」への出展

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最終更新日:2011年12月9日

平成23年度「実りのフェスティバル」への出展〜日本の砂糖を支える仕組み〜

2011年12月

企画調整部広報消費者課
特産調整部管理課

○平成23年度(第50回)農林水産祭「実りのフェスティバル」の開催

 平成23年11月4日・5日の2日間、農林水産省・財団法人日本農林漁業振興会の主催による平成23年度(第50回)農林水産祭「実りのフェスティバル」が東京ビックサイトで開催され、家族連れなど2日間で延べ4万6千人の来場者で賑った。このフェスティバルは、農林水産業、食に対する理解の増進および農林水産物の消費拡大などに資するため、都道府県・農林水産関係団体等の協力を得て、毎年、開催するものである。
 
 

○秋篠宮同妃両殿下のご来臨

 初日の11月4日、当機構の展示ブースに秋篠宮同妃両殿下のご視察の機会を得た。両殿下には、さとうきび・てん菜の実物や粗糖などをご覧いただきながら、当機構の佐藤純二理事長から日本の砂糖生産の状況や必要性などについてご説明申し上げた。
 
 

○当機構の展示

 太陽と大地の恵み“砂糖”

 当機構は、業務対象である農畜産物(畜産・野菜・砂糖・でん粉)の正しい知識の普及と浸透を目的に、「実りのフェスティバル」に今回初めて出展した。特に今回は、「太陽と大地の恵み“砂糖”」と題して砂糖を中心とした展示を行い、鹿児島県および沖縄県のさとうきびと、北海道のてん菜が地域においてなくてはならない重要な作物であることや、砂糖には内外価格差があり、農業所得の確保、国内産糖の安定的な供給を図るため、糖価調整制度の安定的な運営が必要であることを「砂糖の国内生産と輸入状況」「日本の砂糖を支える仕組み」などのパネルを展示して来場者に分かりやすく紹介した。
 
 
 
 
 
 
 また、視覚から砂糖に関心を持ってもらうために、砂糖の原料作物である「てん菜」と「さとうきび」の実物を北海道と沖縄県からそれぞれ取り寄せ、展示を行った。多くの来場者は、さとうきびが砂糖の原料作物であることを知っていたが、てん菜が砂糖の原料作物であることを初めて知った来場者も多く、一様に驚きの表情をみせていた。一方、てん菜が砂糖の原料作物であることを知っていても実物を見た経験がある来場者は少なく、多くの人が実際に手で触れ、その大きさや形に感心していた。
 
 
 
 
 さらに、上白糖、グラニュー糖、液糖、和三盆、黒糖など、多数ある砂糖の種類について、当機構職員がその特性や用途などの解説を行った。特に黒糖については、産地によって色が異なっていることに関心を示した来場者が多かった。
 
 
 
 

○サンプル品の配布

 来場者に砂糖の安定供給の仕組みについての情報が届くよう、農林水産省や精糖工業会のご協力を得ながら作成したパンフレット「日本の砂糖を支える仕組み」の簡略版を同封したカラフルなスティックシュガーの詰め合わせを配布した。

 また、来場者には、精糖工業会や機構で作成した砂糖に関するパンフレットに加え、味としても砂糖を楽しんでもらうため、「氷砂糖」や「黒糖」のサンプル品を配布し、好評を得ることができた。
 
 
 
 

○都道府県の展示

 同フェスティバルでは、41都道府県が各地域の農林水産物の展示や即売を行っていた。会場では、パンフレットの配布、試食、ご当地キャラ(ゆるキャラ)を活用したPRなど、全国各地の特産品を扱った百貨店の催事コーナーのような賑わいがみられた。試食や人気のある商品の即売には行列をなすブースもあり、全国各地の農林水産物に対する来場者の関心の高さがうかがわれた。

○最後に

 当機構では、毎年、内閣府が主催する食育全国大会への出展を行っているところだが、今後は多くの消費者が来場する今回の「実りのフェスティバル」など農林水産関係イベントへの出展機会も積極的に活用し、砂糖の正しい知識の普及に努めていきたいと考えている。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713