1.主要国・地域の砂糖需給 (2006/07⇒2011/12年度)
最終更新日:2012年4月10日
1.主要国・地域の砂糖需給 (2006/07⇒2011/12年度)
2012年4月
英調査会社LMCの2012年3月5日現在の予測によると、2011/12年度における世界の砂糖生産量は1億7680万トン(粗糖換算、前年度比6.9%増)と見込まれている。世界最大の生産国ブラジルは、2008年に発生した世界金融危機の影響による新植の停滞、前年度の乾燥した天候、2011/12年度の出穂や降霜などによりさとうきびの単収および糖度が低下したため、2005/06年度以来の減産が予測されている。一方で、インド、EU、ロシアなど北半球の主要生産国で増産が見込まれることから、世界全体の砂糖生産量は前年度からかなりの程度増加する見通しである。消費量は1億6180万トン(粗糖換算、同1.8%減)と予測されることから、2011/12年度の世界の砂糖需給は大幅な供給過剰となる見通しである。なお、期末在庫率(期末在庫/消費量×100)は前年度から5.3ポイント上昇の32.8%と予測されている。
資料:LMC “Quarterly Statistical Update, March 2012”
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713