那覇事務所
平成24年3月15日(木)、南城市玉城糸数のほ場において、南部地区さとうきび協議会および当機構那覇事務所の共催により、地域情報交換会が開催され、生産者、製糖関係者、原料員、オペレータなど150名が参加した。
この地域情報交換会は砂糖制度の周知を図るとともに、さとうきび生産農家の労力の低減を図り、増産や単収増につなげるため、植え付けおよび株出管理作業等に関する各種作業機械や農薬散布の方法を紹介することを目的に開催した。
開会に当たっては、南部地区さとうきび協議会の比屋根会長(八重瀬町町長)の挨拶に続き、当機構の薄井那覇事務所長が機構作成のパンフレット「日本の砂糖を支える仕組み」をもとに、砂糖の価格調整制度について説明を行った。機構は国内産糖交付金および甘味資源作物交付金の交付を行っており、財源となる調整金は砂糖等の輸入者から徴収しているが、その調整金は最終的には砂糖の価格に転嫁されるので、国内の砂糖生産は、消費者に支えられていることや、台風の常襲地帯で干ばつなどの気象災害が多い沖縄では、さとうきびは重要な作物であることから関係者一丸となって糖価調整制度を守っていくことが重要であることについて理解を求めた。
次に南城市玉城さとうきび生産組合の玉城健組合長の挨拶の後、イネヨトウの防除、さとうきび作業機械実演会が行われた。