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地域だより

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最終更新日:2013年12月25日

第36回宮古の産業まつりへの出展

2013年12月

那覇事務所 片倉 杉夫
 


 平成25年11月30日(土)・12月1日(日)の2日間、宮古島市内で「第36回宮古の産業まつり」(主催:宮古島商工会議所)が開催され、当機構那覇事務所は、砂糖に関する出展を行った。

 宮古の産業まつりは、宮古の地場産業の育成・振興などを目的とし、毎年開催している。今年は「出会い・ふれあい・感動!みゃーくぬすぐりむぬ(宮古の優れもの)!!」をテーマに産業振興賞表彰式などのさまざまなイベントが開催された。両日とも天候に恵まれ、多くの家族連れなどでにぎわい、2日間で1万8800人が会場に訪れた。

開会式

 初日の10時から開会式が行われ、産業まつり実行委員会会長の下地義治氏(宮古島市商工会議所会頭)が「産業まつりが消費者・生産者の出会いの場になることを期待する」と述べた。

 また、来賓祝辞では沖縄県知事(代読)から「さまざまな分野の展示が設けられているので、地域への愛着が深めていただけるよう期待している。ものづくり産業、地域ブランドの形成など地域の産業をさまざまな形で発展させてもらいたい」と述べたほか、宮古島市長の下地敏彦氏から「市民の交流を深めていただき、地元の優れた特産品、県産、地元産愛用の機運が高まり、宮古のヒット商品が出ることを期待したい」とあいさつがあった。
 

砂糖に関する知識の情報発信

 今回、当機構那覇事務所は、砂糖や砂糖の価格調整制度に関する情報の発信を行うために、砂糖に関するパンフレットおよびスティックシュガーの配布や、砂糖の魅力や栄養に関する動画視聴、消費者向けパネル、各種砂糖のサンプルの展示などを行った。

 当日は、職員がパンフレットやパネル、サンプルを用いて宮古を含む沖縄県・鹿児島県南西諸島におけるサトウキビ生産の重要性や砂糖の価格調整制度、砂糖の種類に関する説明を行った。

 来場者からは、「知っているようで知らなかった砂糖の知識や働きをパネル展示を通して勉強することができた」「砂糖の種類が多い」「北海道ではてん菜から砂糖が作られていることを知ることができてよかった」などの声が聞かれ、当機構那覇事務所としても砂糖に関する消費者の声を直接聞くことができるよい機会となった。
 
 

おわりに

 来場者を対象にアンケートを実施したところ、砂糖の価格調整制度を知っているかという質問に対して「知っている」「なんとなく知っている」と回答があったのは約7割であった。同制度の安定的な運営には消費者の一層の理解が必要なので、今後もこのような機会を通じてより多くの消費者にも関心を持っていただけるよう、砂糖に関する情報発信を行っていきたい。

 最後にこの場をお借りして、今回の出展にご協力いただいた関係者の皆さま、ご来場いただいた皆さまに感謝申し上げます。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713