札幌事務所 坂上 大樹
平成26年2月25日(火)に開催された第3回高品質てん菜生産出荷共励会
(注1)において、松本勇氏(士別市)が平成25年産のてん菜の高い生産成績に加え、土壌診断による適正施肥や堆肥施用による土づくりなどが高く評価され、最優秀賞を受賞した。
同共励会では、高い生産技術により高品質で生産性の高いてん菜生産を行った生産者を表彰している。受賞者の優れた取り組みを他の生産者や関係者に広く紹介することによって、輪作体系の維持および確立、てん菜の生産振興や作付意欲の向上を図ることを目的として開催されている。
同共励会では、製糖工場ごとに選出された10アール当たりの糖量などの成績が上位の生産者の中から直播栽培部門で1名、移植栽培部門で3名(十勝地区、オホーツク地区、その他の地区からそれぞれ1名)の優秀賞受賞者を決定し、その中からさらに最優秀賞受賞者を決定する。
直播栽培部門から選出され、最優秀賞を受賞した松本勇氏は、「春先から天候不順が続き、厳しい生産環境ではあったが、一つ一つの基本技術を着実に実践し、土づくりにしっかりと取り組んだことで結果的に満足のいく成果が得られた。これまでの努力が報われ、嬉しく思うと同時に、今回の受賞を励みに、今後も高品質、高収量のてん菜生産を目指し、一層努力していきたい」と、受賞の喜びと今後の意気込みを語った。
優秀賞は、大坪光則氏(伊達市)、東海政博氏(美幌町)、藤井淳一氏(士幌町)が受賞した。