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地域だより

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最終更新日:2014年5月1日

平成26年度第1回地域情報交換会を開催

2014年5月

鹿児島事務所

 平成26年4月22日(火)、鹿児島事務所では平成26年度第1回地域情報交換会を開催した。本交換会は、当事務所が砂糖・でん粉の各種情報に対するニーズを明確化し、的確に情報収集・提供業務を実施していく上で、行政や生産者団体、甘しゃ糖・かんしょでん粉製造事業者、農業関係の学識経験者などの意見、要望を聴取し、同業務に反映させるために毎年開いているものである。

 当事務所の星所長のあいさつに続いて、当機構調査情報部から本年度における当機構全体の情報収集・提供業務の重点テーマを、当事務所からは事務所管内における昨年度の情報収集・提供業務実績および、上記重点テーマに則った本年度の情報収集・提供業務の実施計画案を順次説明した。それらを踏まえ、出席者から同計画案に対する意見などを伺った。
 
 出席者からは、昨年度で第3回目の開催となった「かんしょでん紛製造事業者と実需者との交流会」について、「25年度は実需者が多く存在する大阪府において開催したことで、かんしょでん紛需要拡大の新たな手掛かりが生まれそうな期待がある」という意見などが出された。また、消費者に対して砂糖やでん粉の理解醸成を図ることを目的に毎年実施している出前講座について、「同講座は、消費者に砂糖・でん粉を利用する必要性を説くための重要なイベントだと認識している。平成26年度も引き続き積極的に実施する予定となっていて大変ありがたい」という意見などが出された。

 さらには、「情報収集の手段としてインターネットなどの電子媒体のみが注目されがちだが、雑誌や書籍も、情報整理などの面で電子媒体の補完的位置づけとして重要な意義を持っていることを留意しておくべきだ」と、当機構の発行する情報誌について、紙媒体による情報提供の継続について要望が出された。

 続いて、出席者から、所属組織の活動状況などの情報提供が行われ、甘しゃ糖・かんしょでん粉の各製造事業者からそれぞれ平成25年産の生産実績が報告された。でん紛原料用かんしょについては平成24年産と比較して若干の生産回復傾向にあったが、サトウキビにあっては3年連続不作の厳しい状態にあり、平成26年産の生産にあたっては、両作物とも生産者・関係者が一丸となって、増収に向けたさまざまな方策に取り組んでいきたい意向が強調された。
 
 最後に星所長が、出席者から出された意見や要望を総括した上で、的確な情報提供に努め、砂糖・でん紛の価格調整制度のPRも積極的に実施していく旨あいさつし、閉会した。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713