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地域だより

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最終更新日:2014年12月9日

平成26年産てん菜の生育状況について〜日本甜菜製糖株式会社芽室製糖所管内〜

2014年12月

札幌事務所 坂上 大樹

 当事務所は、平成26年産のてん菜の生育状況を把握するため、日本甜菜製糖株式会社(以下「日本甜菜製糖梶v)の協力の下、同社芽室製糖所に対して聞き取り調査を行ったので、結果を報告する。

【芽室製糖所管内】

1 登熟調査の結果における前年値との比較【8月20日時点】

 

2 生育状況

・降雪終わりが平年よりも早く、4月中旬以降は気温が高めに経過したことから、農作業が順調に進んだ。移植の最盛期は4月29日ごろで平年より8日程度早く、直播は4月25日ごろで平年より2日程度早かった。

・4月29日の未明から30日の朝方にかけて各地で最低気温が氷点下を下回り、凍霜害により作付面積の15%程度のほ場で、てん菜に枯死などの被害が発生した。

・6月中旬から7月中旬まで平均気温が高く、周期的に適度な降雨があったことから、生育は順調に推移した。

・8月20日に実施した登熟調査では、根重、根中糖分とも前年を上回っている。根重は前年に比べ10%程度大きく、根中糖分は平年に比べ5%程度高い結果となった。このことから、一株当たりの含糖量は平年に比べ多い。

・病害の発生で特に目立ったのは、西部萎黄病で、前年の3倍、面積では管内の7割に当たるほ場で発病が確認された。
 
 

3 原料中の測定糖分

 芽室製糖所は、10月17日から原料の受け入れを開始した。11月13日現在の原料中の糖分の測定結果(サンプル抽出による測定)は下表の通り。

 なお、同所は、芽室製糖所管内における26年産の原料中の糖分は前年産と比べ、1ポイント程度高くなる見通しを示した。
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
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