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地域だより

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最終更新日:2015年3月18日

農林水産省北海道農政事務所帯広地域センターにおいて「てん菜」のパネル展を開催

2015年3月

札幌事務所 所長 石井 稔

 農林水産省北海道農政事務所帯広地域センター(以下「農政事務所帯広地域センター」という)では、3月9日(月)から13日(金)までの5日間、帯広地方合同庁舎内(帯広市)の1階にて、「十勝の畑作 てんさい」と題して特別パネル展を開催し、5日間で約150名の一般消費者が訪れた。

1.特別パネル展の概要

 てん菜は、北海道の畑作には欠かすことができない基幹作物であり、農林水産省においても積極的な生産振興を進めている。また、畑作経営を中心とした十勝地域では、輪作体系が確立されており、てん菜は、輪作体系の中の重要な作物である。このようなてん菜の位置付けなどについて、消費者に対する一層の理解を促進することを目的として農政事務所帯広地域センターは、今般のてん菜に関わる特別パネル展を開催した。

 会場では、当事務所が協力を行った価格調整制度の仕組みの解説や砂糖の知識を紹介するパネル、てん菜の実物大の模型についても展示された。

 また、十勝地域の糖業者の協力の下、ビートの細片から製造されたビートパルプや育苗ハウスでの播種作業から収穫までの一連の作業を解説したパネルなどを展示し、消費者に対し、てん菜の現状について情報提供を行った。
 

2.主催者側のコメント

 今回の特別パネル展の主催者である、農政事務所帯広地域センターの担当者は、「消費者に対し、十勝で栽培されるてん菜について一層の認識を図ることを目的に今回の特別パネル展を開催しました。てん菜に係る農作業は、3月の育苗ハウスの播種から10月の収穫までの間、他作物と比較して作業に要する労働時間が長期間に及びます。また、平成26年産において、十勝地域を襲った西部萎黄病について、関係者が原因究明を行っている中で、生産者は不安を抱いている状況などを認識していただければと思います」とのコメントしていた。

 当事務所は、今後も関係機関・団体との連携やさまざまな機会を活用しながら、消費者に対する価格調整制度の周知と普及啓発、砂糖の正しい知識の浸透を図っていくところである。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
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