地域だより
最終更新日:2015年3月23日
平成26年度農林水産省九州農政局「消費者の部屋」への出展
2015年3月
農林水産省九州農政局(熊本県熊本市)では、食料・農業・農村に関する施策の情報提供や普及・啓発を行う取り組みの一環として、消費者とのコミュニケーションの場である「消費者の部屋」を設置している。当事務所は、平成27年2月17日(火)から3月6日(金)までの間、「消費者の部屋」において砂糖・でん粉の価格調整制度の適正な実施に資する取り組みとして、砂糖・でん粉に関するパネル展示やパンフレットの配布、でん粉を使用して作られた製品の試食などを行ったので、その様子を紹介する。
1 「消費者の部屋」の様子
「消費者の部屋」では、展示期間中を通じて、砂糖の原料となるサトウキビやてん菜、でん粉の原料となるかんしょやばれいしょが、生産する各地域の経済を支える重要な作物であり、わが国の食料自給率の維持にも貢献していることや、砂糖・でん粉がどのように製造されているかなどを紹介するパネルを展示するとともに、でん粉を使用したせんべいや餅、春雨などの食品、さまざまな種類の砂糖の見本を展示し、砂糖・でん粉の価格調整制度の重要性や、砂糖やでん粉が、普段から身近な場面で用いられていることを来場者に広く周知した。
熱心に展示を眺める来場者
また、展示の初日および最終日には、かんしょでん粉を使用した餅や麺の試食を行い、延べ200人以上の来場者に、食感の違いなどの特徴を体験していただくことができた。
かんしょでん粉入りの麺の食感を味わう来場者
ツルツルとこしのある食感は高評価だった
かんしょでん粉入りの餅も歯切れが良く食べやすいと好評だった
来場者からは、「かんしょでん粉に興味を持った。片栗粉だけでなくかんしょでん粉も使ってみようと思う」や「黒糖はそれぞれの産地によって、形、外見、色がさまざまなことが分かった。今後料理で利用してみたい」など興味、関心を持ったとの声や、「試食によって実際に味を確認できると、一層興味が湧くのでまた行って欲しい」など、継続的な実施を望む声があった。
砂糖の結晶を興味深くのぞく来場者
2 おわりに
今後も当事務所では、関係機関との連携を図り、九州の食に関わるイベントへの出展を積極的に行い、砂糖・でん粉価格調整制度の適正実施のため、砂糖やでん粉の情報について、消費者へ広く周知するための取り組みを行っていきたい。
好評だった試食ブースのにぎわい
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713