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地域だより

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最終更新日:2015年10月8日

体験プログラムを通じて砂糖・てん菜をPR
−『コープさっぽろ 食べる・たいせつフェスティバル2015 in札幌』−

2015年10月

札幌事務所 坂上大樹

 当事務所は、平成27年8月22日(土)、スポーツ交流施設つどーむ(札幌市)で開催された「食べる・たいせつフェスティバル2015 in札幌」(主催:生活協同組合コープさっぽろ)に出展し、来場者に対し砂糖の価格調整制度の役割や必要性、砂糖の正しい知識などに関する啓蒙・普及を行った。

 食べる・たいせつフェスティバルは、地元の生産者と消費者との交流および食に関連する企業、行政、団体などが実施する体験型プログラムを通じて、食と食べることの大切さについて、楽しみながら考えてもらうことなどを目的に開催している。今年で創立50周年にあたるコープさっぽろは、「ありがとう コープさっぽろ50th おいしい北海道」をテーマに、今回の札幌会場を皮切りに道内8会場で同イベントを開催する。
 当事務所が出展した札幌会場は、企業など約100団体が出展し、天気に恵まれたこともあり、多くの人でにぎわい、8000名を超える来場者のもと盛大に開催された。  

 当機構のブースでは、砂糖・てん菜に関するパネルを展示し、価格調整制度を分かりやすく解説した他、「お砂糖はなぜ白いの?」と題し、体験プログラムを実施した。
 体験プログラムでは、精糖工場で一般的に行われている原料糖を水に溶解した褐色の糖液をイオン交換樹脂や活性炭などに通し、ファインリカーと呼ばれる透明な糖液になるまでのろ過工程を家庭用浄水器などで代用し、模擬的に体験してもらった。
 その後、ろ過した糖液を電子レンジで加熱し、過飽和状態にした上で撹拌・冷却すると、白い結晶が析出する様子を確認してもらい、砂糖が白く見えるのは、砂糖の結晶が光を乱反射するためで、雪が白く見える現象と同じであることを説明した。

 体験プログラム参加のための整理券は、配布開始後数分で予定の人数に達するほどであった。また、親子の参加が多く、親子で協力しながら楽しそうに取り組む姿や出来上がった砂糖の結晶をおいしそうに食べる姿などが見られ、当機構のブースは常に和やかな雰囲気に包まれていた。
 参加者からは、「夏休みや冬休みの自由研究などに役立てたい」「子どもも参加しやすく楽しい内容だった」「大人も勉強になった」などといった声が寄せられた。  

 当事務所は、引き続き消費者に対し、砂糖の価格調整制度および砂糖の正しい知識に関する周知、浸透を図るこのような消費者との交流活動を積極的に参画していきたい。
 
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713