地域だより
最終更新日:2016年3月16日
第5回高品質てん菜生産出荷共励会の表彰式について
2016年3月
平成28年2月23日(火)に北海道農政部および一般社団法人北海道てん菜協会主催による第5回高品質てん菜生産出荷共励会(注1)(以下「共励会」という)が開催された。
本共励会は、高い生産技術により高品質なてん菜を生産されている生産者を表彰し、その優れた取り組みを他の生産者や関係者に広く周知することによって、作付け意欲の向上を図ることを目的としている。
道内8製糖工場ごとに推薦された10アール当たりの糖量などの成績が上位の生産者の中から直播栽培部門で1名、移植栽培部門で3名(十勝地区、オホーツク地区、その他の地区からそれぞれ1名)の優秀賞受賞者を決定し、その中からさらに最優秀賞受賞者を決定している。
なお、昨年度から、直播栽培、病害抵抗性品種の導入、作業の共同化・外部化、省力型移植機・播種機の活用などによるコスト低減・省力栽培の取り組みについて、最も高評価の取り組みを実施した優秀賞受賞者を対象として、独立行政法人農畜産業振興機構理事長賞(以下「機構理事長賞」という)が創設され、今年度は、コンビネーション作業による整地作業での省力化や農業機械の共同利用を行いコスト削減を図った内容が評価されたことに伴い帯広市の大塚徳幸氏が受賞された。
表彰式の中で、当機構の近藤副理事長は、受賞者に対しお祝いの言葉を述べた後、当機構は、砂糖の価格調整制度に基づき、精製糖企業などから徴収した調整金を財源として、てん菜糖の製造事業者に対し、国内産糖交付金の交付を行っており、生産者、JA、糖業者をはじめ関係者の協力により、当該業務が円滑に実施できていることに対し、謝辞を述べ、最後に、北海道のてん菜の生産振興と地域経済のより一層の活性化、関係者の益々のご活躍を祈念するとの祝辞を述べた。
今年度については、北見市の西野繁氏が最優秀賞を受賞され、平成27年産のてん菜の直播栽培における高い生産実績に加え、ドローンやGPS搭載トラクターなど革新的技術を積極的に活用した農作業の省力化などが高く評価された。
この他の優秀賞には、農事組合法人平和生産組合(美瑛町)、和田秀幸氏(小清水町)が受賞された。
(注1)主催は北海道および一般社団法人北海道てん菜協会、後援は北海道農業協同組合中央会、北海道農民連盟、日本甜菜製糖梶Aホクレン農業協同組合連合会、北海道糖業梶Aてん菜の明日を考える会および独立行政法人農畜産業振興機構。
(注2)上表は、第5回高品質てん菜生産出荷共励会の会場で配布された資料に基づき作成した。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
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