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平成30年度「砂糖類・でん粉情報」に関するアンケート調査結果の概要

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最終更新日:2019年3月11日

平成30年度「砂糖類・でん粉情報」に関するアンケート調査結果の概要

2019年3月

調査情報部
 当機構では、「砂糖類・でん粉情報」への読者の皆さまの評価を把握するとともに、「砂糖類・でん粉情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介いたします。

1.調査の概要

 平成30年10〜11月に「砂糖類・でん粉情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表の通り)。

アンケートの送付数、回答数、回収率は

2.結果の概要

(1)「砂糖類・でん粉情報」への評価

 「砂糖類・でん粉情報」への評価(5段階)は、「満足」が30%、「ほぼ満足」が46%、「普通」が22%となりました。また、5段階評価の評点の平均値は4.1でした。

「砂糖類・でん粉情報」への評価

(2)情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど総合的な評価

 よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入いただいたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

○誌面全般に関すること
・グラフ・統計は充実していて、ビジュアル的にも見やすく、良いのですが、硬派なイメージを感じてしまう。
・現状の記事内容でも理解しやすいし、読みやすいと思われる。
・素人が読んでも理解できる様な、用語解説を横に載せて欲しい。
・記事の鮮度に欠けると思うので、なるべく最新の情報を盛り込んでほしい。
・全体的に硬いイメージがあるので、今後は生産者の日常のコラムなどがあれば、面白いと思われる。
・国内外の先進的事例が紹介されており、現地を視察する際などに参考になる。
・組合員への情報提供、事業推進に活用している。
・生産農家が集合した時などの提供情報として、本誌の掲載情報を活用している。

○図表に関すること
・全体的に余白が多い感じがします。図表のレイアウトにも工夫があれば、もっと読みやすいと思われる。
・色使いが豊富で、また表や図が多用されていることから、大変に見やすいと感じている。
・図表を多く、また事例などについては一般的な平均との比較などもっと分かりやすく表記してほしい。 ・グラフ、写真がカラーであるため読みやすい。

○需要動向について
・砂糖・でん粉ともに、国際需給などの情報は貴重だと感じている。
・砂糖類(異性化糖を含む)の消費動向についての情報を増やして欲しい。
・各県のサトウキビの生産状況や需要見通しが分かりやすい。海外の需要見通しも載っているので役に立っている。
・特に四半期ごとの砂糖需給状況を把握するために役立っている。
・必要業務情報として知っておきたい世界の需給動向など、材料がまとまっており分かりやすい。
・国内と海外の両方の需給状況を知ることができるのでとても役に立っている。

○調査・報告、海外情報について
・栽培技術に関する内容であり、生産現場での利用性が高い。
・現状の政策問題を浮き彫りにして、alicの取り組みを消費者視点でアピールしたら、もっと理解が深まる。
・「ベルギー王国でスイーツを」のような外国の食文化・菓子文化が分かるコラム風な記事が読みやすく、面白く感じた。
・今後TPP11関連の情報をできるだけリアルタイムに更新して欲しい。
・満足していますが、欲を言えば、今後の調査・報告の拡充を希望する。
・EUや豪州などの海外の各国の政策や生産状況のレポートは参考にしている。
・海外での記事(でん粉の害虫被害など)は、とても具体的な取材で、貴重な情報としている。
・EUのビート糖の生産数量の割り当ての件などは、随分後になっても何度も読み返しました。
・サトウキビ、製糖関係の海外の状況は、他に情報の収集源がないので大変貴重な情報である。
・砂糖類、でん粉に関連する国際情報やトピックなどは、幅広い情報収集に役立っている。
・話題は、砂糖と食に関連する内容が多く、砂糖の国内生産維持の必要性が分かる。

(3)今後掲載を希望する記事

 今後、「砂糖類・でん粉情報」に掲載して欲しい記事について、ご記入いただいた意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

・日欧EPAやTPP11、FTAなどに関する情報(見通し、国際需給動向、影響予測、国内の対策や課題など)
・加工でん粉について(新技術、需給動向、マーケット規模、ユーザー情報など)
・かんしょでん粉に関する情報(需給動向、新製品情報、価格動向など)
・サトウキビに関する情報(海外における最新動向・優良事例、新技術情報、病害虫対策など)
・さまざまな甘味料の動向(加糖調製品、液体タイプ甘味料、人工甘味料、高甘味度甘味料など)
・砂糖の国内需給動向について、もう少しきめ細かい需要の動向を分析したレポート
・海外情報の充実(国際情勢の一環の流れ、貿易協定などの情報、諸外国の砂糖新制度、EUの砂糖事情、消費拡大への取り組み、現地調査に基づいた正確な情報提供など)
・消費拡大に関する情報(糖の新たな効用や用途提案、消費低迷の要因分析、海外の優良・成功事例など)
・砂糖と健康について(国際的な関連情報の動き、生体と糖類の関わり、糖分と健康との関わりなど)
・新品種・新技術に関する情報(業界の最新トレンド情報、海外の最新の機械や技術の紹介、新品種の紹介など)
・制度や法規に関する情報(加糖調製品の輸入手続きの変更、糖価調整制度、関税割当制度など)


 当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。
 なお、「砂糖類・でん粉情報」の記事のほか、統計情報や海外のトピックスについては、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用ください。
砂 糖 https://www.alic.go.jp/sugar/index.html
でん粉 https://www.alic.go.jp/starch/index.html
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-9272