1. 世界の砂糖需給(2022年3月時点予測)
最終更新日:2022年4月11日
1. 世界の砂糖需給(2022年3月時点予測)
2022年4月
LMC International(農産物の需給などを調査する英国の民間調査会社)による2022年3月時点の予測によると(以下、特段の断りがない限り同予測に基づく記述)、2021/22砂糖年度(10月〜翌9月)の世界の砂糖生産量は、1億8646万トン(粗糖換算〈以下、特段の断りがない限り砂糖に係る数量は粗糖換算〉、前年度比2.3%増)とわずかに増加すると見込まれる(表1)。南アメリカでは主産地であるブラジルの生産量減少の影響を受けて前年度を下回るものの、その他の地域では前年度を上回る見通しである。
また砂糖消費量は、ブラジルで減少するものの、主要消費国であるインド、EU、インドネシアを筆頭に増加が見込まれ、全体としては1億8543万トン(同0.3%増)と横ばいで推移すると見込まれる。
期末在庫率は、生産量の増加に伴い上方修正され、前年度比1.3ポイント減の40.2%と見込まれる。なお、地域別の砂糖需給の予測値は、図1の通りである。
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