平成28年度九州農政局「食育月間」の取り組みへの出展について
最終更新日:2016年6月30日
2016年6月
九州農政局は「食育推進基本計画」により定められている毎年6月の「食育月間」の取り組みとして、薩摩川内市にある鹿児島純心女子大学において、6月6日から10日の間、食育に関するパネル展示やバンフレットの配布、意識調査を行った。これは同計画の重点課題の1つである「若い世代を中心とした食育の推進」の解決に向け、大学生を対象にした食生活改善の啓発の取り組みとして行われたもの。
当事務所でも、九州農政局の取り組みに併せ、砂糖やでん粉の価格調整制度(以下「価格調整制度」という)の周知・浸透を図るため、砂糖に関するパネルなどの展示、価格調整制度に関するパンフレットやレシピ集などの提供を行った。また、薩摩川内市役所も同市の農産物紹介パネル等を展示した。
展示初日の6日には、当事務所職員が立ち会い、同大学の学生の皆さんに価格調整制度の説明などを行った。昼休みなどにパネル閲覧に訪れた学生に対して、制度の説明を行うとともに、砂糖の結晶を観察してもらうことで、砂糖が無色透明の結晶であることを実感していただいた。また、かんしょでん粉を使用した製品を展示し、かんしょでん粉が鹿児島県の特産品であることを説明すると、鹿児島出身の学生からも、「初めて知った」という感想が聞かれた。
砂糖の結晶を観察する学生
これらの展示に加え、10日には、各展示機関から同大学看護栄養学部1年生50人に対して、食育に関する講義を行った。九州農政局は農林水産省などで実施している食育推進関連施策の概要を、薩摩川内市役所は市内における鹿児島県の郷土料理などを用いた食育活動の模様やイベント紹介を、当機構からは砂糖でん粉の価格調整制度の仕組みを、それぞれ説明した。学生の皆さんは、食育活動の重要性やかんしょでん粉の特性を認識していた様子だった。
当事務所による講義の模様
当事務所では、砂糖・でん粉の価格調整制度の安定的な運営に資するよう、引き続き、関係機関と連携し、価格調整制度の周知・浸透の取り組みを行ってまいりたい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:鹿児島事務所)
Tel:099-226-4731