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平成28年度 農林水産省九州農政局「消費者の部屋」に出展

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最終更新日:2017年2月7日

2017年2月

鹿児島事務所 小山 陽平

 農林水産省九州農政局(熊本県熊本市)では、食料・農業・農村に関する施策の情報提供や普及・啓発を行う取り組みの一環として、消費者とのコミュニケーションの場である「消費者の部屋」を設置しており、期間ごとにテーマを設けて展示を行っている。

 当事務所では、九州農政局の協力の下、平成29年1月16〜27日までの間、「消費者の部屋」において「太陽と大地の恵み〜砂糖・でん粉」をテーマに、さとうきびおよびかんしょ、これらを原料として作られる砂糖やかんしょでん粉を紹介する出展を行った。

 「消費者の部屋」では開催期間中を通じ、砂糖・でん粉の価格調整制度の重要性や、砂糖やかんしょでん粉の製造工程、鹿児島県徳之島のさとうきび農家における増産の取り組みなどを紹介したパネルなどの他、鹿児島県内で生産された「シロユタカ」「ダイチノユメ」「こなみずき」などのでん粉原料用かんしょの実物、かんしょでん粉を使用した菓子や春雨などの食品、さまざまな種類の砂糖の見本を展示し、来場者はそれぞれ興味深く眺めていた。

  さらに、様々なでん粉(コーンスターチ・ばれいしょでん粉(片栗粉)・かんしょでん粉・こなみずきでん粉)から作成したゲルを展示し、来場者はそれぞれのゲルに触れて、弾力が異なる様子を体験していた。
展示ブース
展示ブース
各種でん粉を使って作成したゲル
各種でん粉を使って作成したゲル
 また、1月27日には、こなみずきでん粉を使用して作られた餅の試食を行い、200人以上の来場者が、実際にこなみずきでん粉を使用した製品を試食した。こなみずきでん粉を用いることにより、通常の餅と異なり歯切れが良くなることから、高齢者の食事にも向いていそうなどの意見をいただいた。
餅の試食の模様
餅の試食の模様
 来場者へのアンケートの結果では、砂糖・でん粉の価格調整制度について理解が深まったか質問したところ、「よく解った」24%「やや解った」67%の回答をいただいたほか、砂糖・でん粉への関心が高まったかについては、「高まった」に83%の回答をいただくなど、有意義な出展となった。
 
 当事務所では、引き続き関係機関との連携を図り、消費者に対する砂糖・でん粉の価格調整制度および正しい理解の周知に努めてまいりたい。
 
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 地方事務所 (担当:鹿児島事務所)
Tel:099-226-4741