鹿児島事務所 小山 陽平
農林水産省九州農政局(熊本県熊本市)では、食料・農業・農村に関する施策の情報提供や普及・啓発を行う取り組みの一環として、消費者とのコミュニケーションの場である「消費者の部屋」を設置しており、期間ごとにテーマを設けて展示を行っている。
当事務所では、九州農政局の協力の下、平成29年1月16〜27日までの間、「消費者の部屋」において「太陽と大地の恵み〜砂糖・でん粉」をテーマに、さとうきびおよびかんしょ、これらを原料として作られる砂糖やかんしょでん粉を紹介する出展を行った。
「消費者の部屋」では開催期間中を通じ、砂糖・でん粉の価格調整制度の重要性や、砂糖やかんしょでん粉の製造工程、鹿児島県徳之島のさとうきび農家における増産の取り組みなどを紹介したパネルなどの他、鹿児島県内で生産された「シロユタカ」「ダイチノユメ」「こなみずき」などのでん粉原料用かんしょの実物、かんしょでん粉を使用した菓子や春雨などの食品、さまざまな種類の砂糖の見本を展示し、来場者はそれぞれ興味深く眺めていた。
さらに、様々なでん粉(コーンスターチ・ばれいしょでん粉(片栗粉)・かんしょでん粉・こなみずきでん粉)から作成したゲルを展示し、来場者はそれぞれのゲルに触れて、弾力が異なる様子を体験していた。