ホーム > 砂糖・でん粉の生産地から > 地方事務所だより > 平成29年度さとうきび研究成果発表会の開催について
最終更新日:2017年8月28日
(徳之島さとうきび生産対策本部 廣 敬造氏)
(与論町糖業振興会 山下 秀光氏)
徳之島さとうきび生産対策本部の報告では、これまでの春期の適期植付管理の遅滞の一因として、未だ手作業を主流とする採苗作業による作業時間が障壁としてあげられるが、ハーベスタを利用した採苗作業を行うことで作業が軽減され、作業が平準化されることにより生産基盤の強化が図られると報告した。
続いて、与論町糖業振興会の報告では、(1)新植面積を確保するため、調苗班を育成し、苗の確保を図る(2)与論町糖業振興会による株出し中耕作業などの作業受託の取組(3)小型半履帯トラクタおよび緑肥を活用した生産技術などの新技術の実証、などの具体的な事例が報告された。
なお、報告後は、各島における苗づくりおよび土づくりの取り組みなどについて、報告者と出席者との間で熱心な意見交換が行われた。