平成29年度九州農政局消費者の部屋特別展示「太陽と大地の恵み 砂糖・でん粉」を開催
最終更新日:2018年2月20日
2018年1月
平成30年1月15日(月)〜26日(金)に、熊本市内にある農林水産省九州農政局にて、「太陽と大地の恵み 砂糖・でん粉」をテーマに消費者の部屋特別展示を行った。
本展示は、主に南九州で栽培されている「サトウキビ」、「でん粉原料用かんしょ」及び、それを原料として生産される「砂糖」、「かんしょでん粉」について一般消費者に知ってもらうための取り組みである。
砂糖やかんしょでん粉の国内での生産状況や輸入状況、生産者や製造事業者を支える政策支援について、パネル展示を行った。砂糖については、上白糖やザラメ、黒糖など種類別に砂糖を展示したほか、種子島、奄美大島、喜界島、与論島の各島の島ザラメを展示し、色や形の違いについて見比べてもらった(写真1)。
また、かんしょでん粉については、食品用途への利用拡大を進めており、かんしょでん粉を利用した食品が次々と開発されている。従来からかんしょでん粉を利用して製造されているはるさめや麺、せんべいの他、鹿児島県下で発売されたビールや、新製品のジャムやベビーフードを展示した(写真2)。
その他、インターネットを通じて購入できるかんしょでん粉商品をチラシで紹介した。期間中に実施したアンケート調査では、かんしょでん粉の特徴がイメージしやすいごま豆腐や葛プリンについて、購入してみたいという意見が多かった(図1)。
初日と最終日には、「こなみずき」という品種から作られるかんしょでん粉を用いた「こなみずきプリン」の試食を行った(写真3)。「こなみずき」は平成23年度に品種登録されたでん粉原料用かんしょで、「こなみずき」を原料としたでん粉は保水力が高く、冷蔵保存した後も固くなりにくいという特徴を持っている。
プリンを試食した方からは、「モチモチしてとても美味しかった」、「食感が面白かった」と、「こなみずき」でん粉特有の食感についてコメントが寄せられた。
当事務所では、砂糖・でん粉の価格調整制度の浸透を図るとともに、砂糖やかんしょでん粉について理解を深め、食品利用の増加、家庭での調理拡大を目指して、今後も一般消費者を対象に、引き続き周知活動に努めてまいりたい。
(写真1)種子島、奄美大島、喜界島、与論島の島ザラメの展示
(写真2)かんしょでん粉利用食品の展示
(図1)アンケート調査の結果
(写真3)「こなみずきプリン」の試食
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