ホーム > 砂糖・でん粉の生産地から > 地方事務所だより > 平成30年度さとうきび研究成果発表会の開催について
最終更新日:2018年9月6日
〇奄美大島におけるさとうきび栽培作業受託の取組
(農事組合法人奄美市さとうきび受託組合 理事 益満 正治氏)
〇さとうきびの経営規模の拡大を目指して 〜南郷 誠氏(徳之島町)の経営事例紹介〜
(徳之島さとうきび生産対策本部 保岡 健太氏)
農事組合法人奄美市さとうきび受託組合からは、トラクター、ハーベスターなどの機械を導入し、耕耘から収穫までの各種作業を受託するとともに、生産者の高齢化などによって発生した遊休地を再生・利用し自らさとうきびを栽培することなどを通して地域の高齢者の作業負担を軽減することで、さとうきび生産を維持しようとする取り組みが報告された。また、優良種苗の原苗ほを設置し、優良品種を計画的に普及することなどにより、生産安定を図る取り組みも報告された。
続いて、徳之島さとうきび生産対策本部からは、平成29年度さとうきび生産改善共励会(糖業振興協会主催)の農家の部で農畜産業振興機構理事長賞を受賞した南郷誠氏の経営事例の紹介を行い、収穫作業の受託に当たり、作業の効率化や委託者の管理作業のサポートを充実させることなどにより顧客を確保することで、経営の安定を図る取り組みが報告された。
なお、事例発表後は、各地域における土づくりの取り組みや植付け時の畦幅の設定方法などについて報告者と出席者との間で活発な意見交換が行われた。