鹿児島事務所 山北 淳一
令和2年8月5日(水)、鹿児島県南九州市知覧町のJA南さつまふれあいセンターにおいて、こなみずき生産者部会研修会が開催された。研修会には、こなみずき生産者、JA鹿児島県経済連、JA南さつま、JAさつま日置、JAいぶすき、鹿児島県南薩地域振興局など約30名が参加した。
「こなみずき」(写真1)は、異性化糖や水あめなどの糖化製品に仕向けられることが多いかんしょでん粉において、食品用途への利用拡大を後押しする品種として平成24年1月に品種登録された。この「こなみずき」から製造されるでん粉は、従来の品種から作られるかんしょでん粉と比較して、低温糊化性、耐老化性、優れた成形性といった特性を持っていることから、さつま揚げや菓子などに使用されている(表1)※1。