alicだより
野菜業務部では、情報収集提供の一環として「野菜ブック」を発行しています。
最新更新日:2024年8月5日
広報webマガジン「alic」2024年8月号
「野菜ブック」は、生産者等の方々には需要に対応した取組を進める手がかりとして活用いただくために、また、消費者の方々には、わが国の野菜生産の現状や特性等について理解を深めるとともに、食や農に関する知識を得て、健全な食生活が実践できるような参考書として活用していただくために、平成16年に創刊し、改訂を重ねて参りました。
直近では令和5年度に改訂し、紹介する品種を増やすとともに、二次元コードから動画や野菜情報データベース「ベジ探」にアクセス可能とするなど、より見やすく、より分かりやすくなるよう工夫を凝らしました。
最新版の「野菜ブック」では、指定野菜14品目と、指定野菜に準じるものとして位置づけられている特定野菜の一部26品目の、合わせて40品目について、様々な角度から紹介しています。
本書の主なポイントは次の5点です。一年を通して野菜を安定的に供給する仕組みを影で支えている「野菜生産出荷安定制度」に長きにわたり携わる私たちが、わが国が誇る野菜の魅力と生産の現場を紹介しています。
1.3つの視点
視点が変わると野菜の見方も変わります。本書では次の3つの視点から、野菜を紹介しています。
(1)植物として(原産地や伝来の時期などから)
(2)作物として(栽培、作型など生産から)
(3)食材・商品として(流通、販売、消費から)
2.品種の紹介
同じに見える野菜にも色々と品種があります。病気に強くしたい、収量をあげたい、収穫しやすくしたいなど様々な目的で改良された野菜もあれば、在来の品種が大事に守られている野菜もあります。
3.畑からお店まで
土で育つ野菜なのに、店頭に並ぶ時は泥を落とされ、形が揃ってとてもきれい。どうやってきれいにしているのかな。どうやって形を揃えているのかな。そこには生産者の見えない努力や工夫があります。
4.栄養と機能
野菜は、美味しく、食卓に彩りを加える大切な食材です。さらに、人の健康に必要な栄養素も入っています。
栄養を知ると味も変わるかもしれない。美味しく食べて、賢く健康維持を!
5.動画で配信
指定野菜14品目については、収穫作業から市場出荷までの流れがわかる動画を見ることができます。
子供から大人まで楽しめる今までにないちょっと変わった野菜図鑑。この1冊で野菜博士になれるかもしれません。
本書が、わが国の野菜の魅力を知って頂ける一助となれば幸いです。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 企画調整部 (担当:広報消費者課)
Tel:03-3583-9816