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【alicだより】「第49回沖縄県さとうきび競作会表彰式」にて理事長賞を授与
最終更新日:2025年6月5日
広報webマガジン「alic」2025年6月号
公益社団法人沖縄県糖業振興協会が主催する「第49回沖縄県さとうきび競作会表彰式」が4月24日(木)に那覇市で行われました。
沖縄県さとうきび競作会は、昭和51/52年期を第1回として、生産技術及び経営改善の面で創意工夫により地域の模範となる県内のさとうきび農家及び生産法人を表彰し、農家の生産意欲の高揚を図ることで、沖縄県の糖業発展につなげていくことを目的に開催されています。
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今回、alicは多量生産農家の部において、沖縄県第1位の
奥山 武利さん(南大東村)と、同生産法人の部において、農業生産法人有限会社グラウンドパイオニア
宮平(南大東村)に独立行政法人農畜産業振興機構理事長賞を授与しました。
<理事長賞を授与する那覇事務所長>
奥山さんは、「このような大会では初めての受賞で家族ともども驚いたが、大変嬉しい。若い頃は畑に入るのがおっくうだったが、周りの人を見ながら研究することで単収も増え、今は自分なりの形が見えてきたこともあり、楽しい。毎年この場に来られるよう、頑張っていきたい。」と受賞の喜びを語ってくださいました。
グラウンドパイオニア宮平の代表の宮平さんは、「さとうきびを作り始めて50年近くになるが、収量はその中で1番だった。しかし、忘れてはならないのは、この結果が決して農家の技術だけでなく、行政や製糖工場などの長年にわたる事業や試験研究の基に成り立っており、これらの関係者に感謝したい。」と謙遜し、「将来的には機械化による効率的な生産を進め、さとうきびを守り、ひいては島や家族も守り、国に貢献していくことを誇りに農家を続けていきたい。まだまだ考えることはいっぱいある。一緒に頑張っていきましょう。」と今後の展望も語ってくださいました。
<左:奥山武利様、右:グラウンドパイオニア宮平の宮平様>
さとうきびは沖縄県において欠かすことのできない基幹作物であり、生産者と製糖工場は地域経済の振興を図る上での重要な役割を担っています。さとうきび産業を力強く次世代へと引き継いでいくため、alicは、砂糖の価格調整制度に基づく支援により、さとうきび生産を下支えするとともに、地域のみなさんが元気になるこのような取り組みを通じて、さとうきび生産に関わる方々を応援していきたいと考えています。
<表彰式集合写真>
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 総務部 (担当:総務広報課)
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