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ゆがふ製糖による「ウージのある風景」フォトコンテスト審査会について

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最終更新日:2016年10月25日

平成28年10月

那覇事務所 大田育子

 平成28年10月4日(火)、うるま市のゆがふ製糖株式会社にて、「これから100年先へ残したいウージのある風景」をテーマにフォトコンテストが行われた。
 同コンテストは、旧翔南製糖(株)創立20周年記念事業として沖縄県高等学校文化連盟写真部の協力を得て平成25年より始まり、今回で3回目となる。
 高校生たちが同テーマのもと、1年間をとおして製糖工場や生産農家と関わりながら写真撮影を行い、その作品を同社のカレンダーとして仕上げる企画であり、また撮影をとおして高校生たちが身近にあるさとうきびに深い関心を持ち、沖縄の基幹産業として経済基盤を支えていることを再認識してもらう事を目的としている。
 写真撮影にあたり、高校生からの要望があればトラクターやスプリンクラーを稼働させたり、工場での撮影会や生産農家を紹介したりするなどして撮影の場所を提供しており、撮影は生産から収穫、工場での製糖までの1年をとおして行われた。

フォトコンテストの審査の様子
フォトコンテストの審査の様子

 今回19人の応募者で、37作品が出展された。審査会では、ゆがふ製糖(株)代表取締役社長の知念宏彦氏やプロカメラマンの仲程長治氏を含む計11人による投票形式での一次審査が行われた。

作品の講評をするプロカメラマン仲程氏
作品の講評をするプロカメラマン仲程氏

 仲程氏からは、「トリミングの仕方によって構図に動きできるし、また様々な時間帯から撮影することでバリエーションができる。そういった事に意識するとじっくり構えた更に良い作品になる。」との講評のあった後に二次審査が行われ、選考作品の中から金賞1点、銀賞1点、銅賞1点、入選9点の12作品と、その他ウージ染めのイメージとして特別賞1点の合計13作品が選ばれた。
 11月19日に予定されている受賞者の表彰式と講評会は、プロカメラマンからのアドバイスがもらえるよい機会とあって参加した高校生たちからも好評である。
 高校生たちにとって、何気ない日常であった風景をあらためてファインダーをとおして見る事で、さとうきびへの新たな発見や興味を持つきっかけとなり、沖縄の地域経済を支える基幹産業への認識が深まる事を期待するとともに、今後もこの様な取り組みを続けてもらいたい。なお、入賞作品は同社の来年のオリジナルカレンダーに採用される。
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農畜産業振興機構 農畜産業振興機構那覇事務所 (担当:那覇事務所)
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